これから始めるe-Tax 個人事業主の導入メリット

複業

こんにちは。取られたカネは取り返す主義、とーりです。

取られたカネと言えば所得税、取り返すといえば確定申告ですね。
確定申告はe-Tax(電子申告)が主流になってきていますが、まだまだ税務署へ直接提出してる方も多いんじゃないでしょうか。

一年に一回の行事(?)なのでやってみないと分からないことが多いし、なんとなく腰が重いと思います。

とはいえ、先日見かけたツイートでは…

…こんな話もちらほら聞くようになりました。

まだPCで確定申告をしていない方は、そろそろe-Taxの準備を始めておいても良さそうですよね。

今回は個人事業主に向けてe-Taxの確定申告を絶対におすすめするメリットについて解説します。
2021年からはe-Taxで申告しないと明確に損をするため、今年中の準備はマストです。

【この記事の内容】

  • 忙しい人こそ知ってほしいe-Taxのメリット9選
  • 所得控除10万円UPってどれぐらいお得なのか
  • 唯一のデメリットと解決法

僕は新卒1年目の業務委託時代から複業サラリーマンの現在まで確定申告は毎年しています。何枚も書類を台紙に貼ったり、わざわざ平日に税務署まで提出に行ったこともありました。
かれこれ確定申告歴15年なのでe-Taxの便利さを痛感します。

e-Taxは時間的に自由、空間的に自由なだけでなく、金銭的にもお得なメリットがそろっています。具体的なメリットが分かればe-Taxの準備も進めやすいです。
時間と場所に縛られずに、還付金も増やしていきましょう。

e-Taxとは?

国税庁が運営するオンライン納税システムの愛称が「e-Tax」です。
e-Taxを使うための公式サイト(e-Taxサイト)が以下になります。

【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)

e-Taxサイトでできることは3つ

e-Taxサイトでできることは大きく3つあります。

  1. 【作成】申告データを作成する
  2. 【申告】申告データを使って電子申告をする
  3. 【提出】申告データの提出方式を選ぶ

青枠内がe-Taxサイト内でできるできることです。大きく3手順に分けました。

作成方法

確定申告書等作成コーナー(以下、作成コーナー)を使って申告データを作成できます。

0から申告データを作成するなら「確定申告書等作成コーナー」

確定申告ソフトは使っていないけどe-Taxで確定申告する、という場合。
e-Taxサイト内の作成コーナーから申告書を作成できます。

確定申告ソフトを使ってるならデータ作成は不要

市販の確定申告ソフトを使っている場合は、作成コーナーを使う必要はありません。

申告方法

方法は3種類あります。当ブログでは「e-Taxソフト(Web版)」を解説しています。

e-Taxソフト(Web版)は市販の確定申告ソフトを使っている場合に使用できる申告サービスです。
作成コーナーから作ったデータは使えません。ややこしい!

提出方法

方法は3種類あります。当ブログでは「マイナンバー方式」を解説しています。

「印刷で提出」は作成したデータを印刷後、普通に窓口or郵送で提出します。
e-Taxでの確定申告にはならないため、後述のメリットや税制優遇は受けられません。

「ID・パスワード方式」はマイナンバーカードが普及するまでの暫定的な対応です。

白色申告のe-Tax手順ルート

e-Taxサイトの作成コーナーを使う手順だと以下のルートになります。

  • 確定申告ソフトを使っていない人
  • 白色申告の人

青色申告のe-Tax手順ルート

確定申告ソフトを使っている場合は以下のルートになります。

  • 確定申告ソフトを使っている人
  • 青色申告をする人

一般的な個人事業主はこちらのルートでの青色申告がスムーズでお得です。

e-Taxのメリット

確定申告には3つの方法があります。

  • 税務署へ行く窓口提出
  • 郵送提出
  • e-Tax(電子申告)

今までの書面ベースで申告する窓口・郵送提出とe-Taxで何が変わるのか?
メリットは余計な手間と時間がかからず、さっさと済むこと。これに尽きます。

  1. 自宅で24時間いつでもOK
  2. 1月から申告できる
  3. 手書きで記入・計算しなくて良い
  4. 添付書類を提出しなくて良い
  5. 還付金の入金が早い
  6. 手続きの状況が調べられる
  7. 確定申告ソフトと連携できる
  8. NEW青色申告特別控除が10万円UP ※2020年分から

上記のメリット8点について詳しく解説します。

自宅で24時間いつでもOK

最大のメリットは自宅のPCでいつでもできることです。

(2) e-Taxの利用可能時間

1.通常期
・月曜日~金曜日(休祝日及び12月29日~1月3日を除きます。)
24時間 (注)休祝日の翌稼働日は8時30分から利用開始します。

・毎月の最終土曜日及び翌日の日曜日(12月を除きます。)
8時30分~24時

2.所得税等の確定申告時期
・全日(土日祝日等を含みます。)
24時間 (メンテナンス時間を除きます。)

e-Taxの運転状況・利用可能時間|e-Tax

確定申告期間(2020年1月6日〜3月31日)は土日も含めて24時間いつでも利用できます。
※月曜日だけは午前0時~8時30分でメンテナンス

税務署の開庁時間は月曜日~金曜日の午前8時30分~午後5時。会社勤務の人は行くこと自体が難易度高めです。

e-Taxであれば自宅で用意した申告データをポチッと送信すれば即完了となります。時間と場所に縛られることが一切ありません。

1月から申告できる

個人事業主の確定申告期間は2020年2月17日〜3月16日。ですが、e-Taxなら1月6日から前倒しで申告ができます。

特に会計ソフトを使った場合、年始の時点で確定申告書の作成が終わることも多いです。
そのまま2月まで待たなくてもデータを送信して1月中に申告を終えてしまえば、新年の仕事に集中できますね。

※税務署での申告処理は2月17日から始まります。還付金が前倒しになるわけではありません。
とはいえ最速で処理が進むため3月上旬には振り込まれる予想です。

手書きで記入・計算しなくて良い

PCで入力するので手書きで何かを書く、ということはありません。また必要最低限の金額だけ入力すれば自動計算してくれるので電卓で計算するようなこともありえません。

例えばフリーランスが青色申告する場合で、最低限これだけの書類を書くことになります。ちょっと手書きはしんどいですね…

確定申告書B01

確定申告書B表

確定申告書B02

確定申告書B裏

青色申告決算書01

青色申告決算書01

青色申告決算書02

青色申告決算書02

青色申告決算書03

青色申告決算書03

青色申告決算書04

青色申告決算書04

手書きでの作成は単純に手間なだけの話ではなく。
記入や計算ミスによって手続きが止まったり還付金が入金されないといったリスクがあります。

添付書類を出さなくて良い

申告書と一緒に提出する書類がある場合、e-Taxなら大半の書類は出さなくても認めてもらえます。

例えば源泉徴収票や保険料証明書など、本来なら台紙にのり付けして出してたような書類の手間が省けるのはありがたいですね。

【確定申告2020】添付省略?イメージデータ?パターン別添付書類まとめ
こんにちは。事務作業大好きデザイナー、とーりです。 今年の確定申告はe-Tax・青色申告で1月中に済ませました。 最近は会計ソフトとe-Taxのおかげで申告書の作成はかなり簡単にできるようになりました。 ただ一緒に提出する...

還付金の入金が早い

確定申告を終えてから還付金が口座に振り込まれるまで、e-Taxなら約3週間とされています。

窓口・郵送申告の場合は6週間が目安ですので、倍の早さで処理が進んでくれるのは便利です。1~2月中に申告すれば3月上旬~中旬には入金があります。

手続きの状況が調べられる

e-Taxでの申告を終えると、e-Taxサイトから手続き状況が確認できるようになります。

あくまで簡易な進捗しか分からないので詳細を知るには税務署への問い合わせが必要です。
税務署へは電話での問い合わせしかできないので、事前にオンラインで状況確認ができるだけでもありがたいですね。

税務署からわざわざミスを指摘されることは少ないようです。
たいていの場合はこちら側が損をするだけなので、こちらから問い合わせないとそのまま放置されて還付金をもらい損ねる…なんてこともあり得ます(ありました)

手続きが順調なのかトラブルがあったのか、問い合わせ以外で知りたいときにe-Taxサイトは使えます。

確定申告ソフトと連携できる

市販の確定申告ソフトはe-Taxに対応しているため、データ作成が簡単に済みます。

e-Taxサイトでも申告書を記入・作成はできますが、帳簿の整理と計算が膨大な作業になるため現実的ではありません。
確定申告ソフトを使って日々の収支をつけていれば、確定申告の時期には申告データができあがっています。

e-Taxサイトで申告すれば完了するため、特に作業は発生しません。

僕は無料で一年以上使えるやよいの青色申告オンラインをずっと使っていました。
去年からはfreeeに乗り換えてみましたがが、どちらも確定申告の手間が激減して重宝しています。

【確定申告】使って分かった弥生オンラインと会計freee 導入アドバイス
個人事業主の高いハードルといえば青色申告。とはいえ会計ソフトがあれば、税理士に頼らず自力で青色申告できます。確定申告まで一年以上使って分かった「弥生の青色申告オンライン」と「会計freee」の良い点いまいちな点についてまとめました。

青色申告特別控除が10万円UP

e-Tax青色申告なら2021年(2020年分)の確定申告から税制優遇を受けられます。

青色申告特別控除額が変わります!! – 国税庁

窓口・郵送での青色申告に比べて10万円の特別控除が受けられるように。
10万円ということは、ざっくり所得税10%住民税10%と考えて20,000円分のプラスになります。

今までは利便性だけ語られることが多かったですが、今後は節税対策としてもe-Taxを使った青色申告が必須になってきそうです。

e-Taxのデメリット

e-Tax自体は便利ですが、環境を整えるまでの準備作業が分かりにくいということが挙げられます。

最初の事前準備が面倒

e-Taxで申告するために準備するものが2点あります。

  1. マイナンバーカード
  2. ICカードリーダー

その他、環境準備が4点あります。

  1. 「etax開始届」をする
  2. 「利用者識別番号」を発行する
  3. 「事前準備セットアップ」をPCにインストールする
  4. 「利用者クライアントソフト」をPCにインストールする

環境を整えるまでの事前準備に手間がかかってしまうのは事実で、ここがe-Tax最大のハードルになっています。
とはいえ環境準備はすべてPCからオンラインで完結します。

e-Taxサイトが使いにくい

e-Taxサイト自体が非常に分かりにくい・使いにくいという問題があります。

一見してどこから何ができるのか分かりづらく、二の足を踏んでしまう人が多いです。
慣れたとはいえ一年に一回しか使わないので、僕も毎年迷います。

e-Taxソフト(Web版)の対応ブラウザはInternetExplorer11のみ

e-Taxソフト(Web版)を利用するための推奨環境について、WindowsではInternetExplorer11のみとなっています。

GoogleChromeが使えない。MicrosoftEdgeすら対応できていません。
MacOSはSafariが対応しています。

e-Taxまとめ

メリットは利便性と節税
デメリットは準備の手間

ということなので、e-Tax導入手順のやることだけまとめていきます。

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