個人で社会保険に入るためにマイクロ法人を作ってみたので、
思い立ってから設立完了するまでの顛末をまとめました。
- マイクロ法人の社会保険加入に入りたい
- 合同会社で作る
- マイクロ法人の名義で仕事先と取引はしない予定
- マイナンバーカード・ICカードリーダあり
- 手続きはfreee会社設立を利用
- なるべく家で済ませたい
- なるべく安く済ませたい
この記事の内容は2023年1月時点のものです。
手続きはケースバイケースになりますので、一つの事例としてご覧ください。
マイクロ法人設立までにやったこと
思い立ってから登記完了まで、大まかな流れはこんな感じに進めました。
- freee会社設立にアカウント登録
- 会社情報を入力
- 電子定款を税理士に依頼
- 出資金を入金
- 法務局へ電子申請
- 登記完了!
とくに面倒な準備もなく在宅オンラインですべて完結できて、思っていたより全然ハードル低かったです。
freee会社設立にアカウント登録
会社設立の手続きはfreee会社設立を使いました。
個人事業主の方でも長年お世話になっているfreeeですが、
面倒な手続きのほとんどが在宅オンラインで完結できて、とても助かりました…!
個人事業主の方でfreeeを使っていれば同じアカウントでログインできます。
freee会社設立会社情報を入力
ログイン後、入力フォームに沿って必要事項を入力していきます。
会社名を決めるのが一番悩みました。
株式会社/合同会社もここで決めます。
なるべく初期費用は抑えたいので合同会社にしました。
資本金は少額
資本金の項目について、10万円で設定しました。
この金額を実際に振込入金することになるので(自分の口座宛なので出費にはなりませんが)、
所持金の範囲内で適当な金額を設定します。
この後で会社から支払う登録免許税が6万円なのと、
自分への報酬もここから支払うことになるので、ある程度余裕を持った金額だと赤字にならず良さそうです。
会社印はいらなかった
法人の印鑑(会社印)の項目について、不要のため「自分で用意する」にしました。
この後の手続きでも必要になることはなく、他社と取引をする予定もないので会社印は作ってません。
電子定款を税理士に依頼
会社情報の入力を終えると、その情報を元に会社定款を税理士さんに作成してもらいます。
オンラインですべて済ませたいので電子定款にしました。
電子定款の場合、freee会計に年間契約することで手数料5,000円が無料になります。
- freee会計の契約をしない場合…手数料5,000円
- freee会計の契約をする場合…手数料無料。年額23,760円
僕は設立後もfreee会計を使うつもりだったので、後者を選びました。
個人事業主の方のfreee会計とは別契約になります。
少し懐が痛いけど、仕方がないですね…
税理士とメールで対応
電子定款の作成依頼を送信すると、後日税理士さんからメールがきます。
ここだけは普通に人とのやり取りになるのでメールで対応する必要があります。
僕の場合は年末に近い時期だったので
「年内に登記するとすぐに決算することになるけど、いつ登記する予定?」
と聞かれたので、
「じゃあ年明けてからにします~」
みたいなやり取りがありました。
基本的に問題無ければスムーズに進むかと思います。
出資金を入金
最初に設定した資本金を振り込みます。
自分名義の口座から別の自分の口座へ振り込むので茶番みたいに感じる…
とくにここで使った口座が後々の手続きに関わってくることはなかったので、自分の口座間で資金移動できれば良いみたいです。
法務局へ電子申請
ここまでで必要書類のデータが一通り揃ったので、freeeから法務局へ電子申請します。
マイナンバーカードとICカードリーダーがあればポチッとボタンを押すだけで申請できました。
登録免許税の納付
申請後、登録免許税の納付先が送られてきます。
楽天銀行からペイジー払いができたので、翌日には申請手続きが完了しました。
法人設立まで実際にかかった費用
トータル84,460円
- 登録免許税 …60,000円
- freee会計 年額プラン …23,760円
- 登記簿謄本 …500円
- 印鑑証明書 …200円
ポイントをまとめました。
印鑑証明書は必要
オンラインで完結できた
マイナンバーカード&ICカードリーダさえあれば基本オンラインで設立できます。
外に出たのは印鑑証明書を出すためにコンビニ行ったぐらい。
こうした行政手続きはマイナンバーカードの恩恵があって助かってます。
会社名とかいろいろ決める
印鑑証明書
序盤で唯一必要な書類。
これもマイナンバーカードがあればコンビニで発行できます。
そもそも印鑑登録をしていないと印鑑証明書は発行できません。
印鑑登録は先に役所で済ませておく必要があります。
税理士とメール
freeeで必要事項を記入していけば定款ができあがるので楽チンでした。
書類ができたらfreeeから税理士さんに必要書類を送ります。
ここだけfreeeを離れて、税理士さんとメールでやり取りです。
税理士の口座に5,000円振込
または
freee会計の年額プラン23,760申込み
定款の作成にはどちらか選択して料金を支払う必要があります。
法務局に申請
税理士から電子定款が返ってきたら書類は準備OK
法務局に届け出て設立完了になります。
僕は初月の報酬が早速払えなかったので、20万円ぐらいでスタートすれば良かったと思ってます。