こんにちは。同じ轍は踏みません、CGデザイナーのコマツです。
今年の確定申告はすんなりうまくいきました。
開業4年目にしてようやく慣れてきた、会社員と個人事業主の複業スタイル。
時間もお金もムダにできない中、いかに確定申告で損せず得するか。
そのために続けてきた去年の施策をまとめました。
申告したのはこんな人
そもそもどういう申告内容なん?ということを初めにまとめておきます。
普通にサラリーマンしつつ複業での収入経路がいくつかあるのと、資産運用・節税対策をぼちぼちしています。
収入の部
- 会社で給料もらってます
- 高校で非常勤講師してます
- 専門学校で非常勤講師してます
- ランサーズ・クラウドワークス経由でデザイン受託してます
- その他、個人でデザイン受託してます
- 株で売却益がありました
年収報酬すべて合わせて650万円ぐらいです。
控除の部
- 奥さんは専業主婦です
- ふるさと納税しました
- iDeCoしてます
- 青色で申告します
控除は配偶者控除と節税対策、青色申告。
これに住宅ローン控除もできたら最強だったんですが、持ち家は要件満たしてないのでできません。
代わりに住居は減価償却で経費として計上してます。
今年の確定申告でやったこと一覧
- 青色申告
- 会計ソフト
- e-Tax
青色申告
ようやく扱いに慣れてきました。
今年は青色申告の恩恵をがっつり受けて還付金回収できました。
会計ソフト
そんな青色申告を税理士さんに頼まず個人でできてるのも、会計ソフトのおかげです。
去年はそれまで使っていた弥生の青色申告オンラインからfreeeに乗り換えてみました。
日々の記帳は弥生の方が気楽にできましたが、確定申告はfreeeの方が圧倒的に使いやすかった。
まだまだ税理士さんにお願いせずに続けていけそうです。
e-Tax
そして会計ソフトを使ってる以上、必然的にe-Taxで電子申告という流れになります。
去年e-Taxの環境を整えたおかげで、freeeの帳簿をまとめてからの申告完了までが超絶楽でした。
マイナンバーカード方式
個人認証はマイナンバーカードにて。これも一度準備してしまえば今後しばらくは安泰っぽいです。
ID/パスワード方式なんてのもありますが特にメリットがないので、素直にマイナンバーカードを作っておいて正解でした。
e-Taxソフト(Web版)
実際にe-Taxソフトですることといえば「作成したe-Taxデータを送信するだけ」なので一瞬で終わりました。
環境準備がもっと簡便化できれば普及すると思うんですが…
うまくいったこと
今年の確定申告でうまくいったことをピックアップしました。
節税効果は絶大
会社給与から天引きされる住民税は毎年、月額1万円弱に収まってます。
自分の年収だと本来なら月額2万円ぐらいになるはずなので、手取り収入は確実に増えています。
所得税についても、還付の方が上回っています。
今回も節税がんばりました。いつもの三点セットの実績です。
- 青色申告特別控除
- ふるさと納税
- iDeCo
青色申告特別控除で97,500円の節税
この控除目当てで青色申告をしている方が大半かと思います。
65万円の控除が効いて、所得税5%:32,500円・住民税10%:65,000円の節税ができました。
ふるさと納税で43,000円の節税
今年は45,000円の寄付をしました。自己負担2,000円で産地の野菜と地鶏の卵をたくさんいただきました。
所得税5%:2,200円・住民税10%:40,800円の節税ができました。
iDeCoで41,400円の節税
今年も会社員の上限いっぱい、年額276,000円をiDeCoで積み立てました。
全額控除で、所得税5%:13,800円・住民税10%:27,600円の節税ができました。
マイナンバーの記載がなくても受理された
freeeで作成したe-Taxデータにはマイナンバーが記載されません。
ダウンロードしたファイルに個人番号(マイナンバー)は含まれません。e-Taxソフトで入力してください。
freee 確定申告ページ
e-Taxソフト(Web版)だと入力するタイミングがなかったので、マイナンバーは空欄のままe-Taxしました。
去年も空欄のままで通ってたのであまり心配しませんでしたが、無事にそのまま受理されました。
もしかしたら税務署のさじ加減によるかも?ですが絶対必須という感じではなさそうです。
添付書類は一切なし
去年の反省を踏まえて、今年は一切添付書類は提出しませんでした。結果すんなり通って拍子抜けしました。
e-Taxで省略できる書類
- 医療費の領収書
- セルフメディケーション税制の医薬品購入の領収書
- 寄附金控除の証明書
- 社会保険料控除の証明書
- 生命保険料控除の証明書
- 地震保険料控除の証明書
- 小規模企業共済等掛金控除の証明書
- 住宅借入金等特別控除に係る借入金年末残高証明書(適用2年目以降のもの)
今回の申告では「寄附金控除の証明書」(ふるさと納税)と「小規模企業共済等掛金控除の証明書」(iDeCo)が該当しましたが、特に提出しなくて大丈夫でした。
さらに捕捉。
- 源泉徴収票
- 平成31年4月1日以降、提出不要になりました。
- 特定口座年間取引報告書
- 平成31年4月1日以降、提出不要になりました。
- 支払調書
- そもそも提出しなくて良いです。
還付申告は1月から
節税の結果、還付金が発生するため還付申告になります。
今年はあんまり早く準備が終わったので期日前に申告したら、速攻で受理されて還付金が返ってきました。
「確定申告は2/17から!」って毎年あおりすぎて逆に周知されてませんが、還付申告は1月年初からできます。
第三表で株の申告ができた
freeeに乗り換えた理由のひとつ。去年は株を売って少しだけ利益が出たので「確定申告書 第三表」を使いました。
株の利益は通常の所得と税率を分ける(分離課税)ため、別紙に分けて計算する必要があります。
めんどくさいかなぁと思いきや、自分でやったことといえば「譲渡益」と「売却益」の金額を入力しただけ。ほぼ自動で表作成してくれました。
確定申告うまくいったことまとめ
青色申告=会計ソフト=e-Taxの連携が最強
環境を整えたことでストレスなしの確定申告ができるようになりました。
青色申告とe-Tax、どちらもそれなりにめんどくさい事務作業ですが、ちょうど間を取り持つように会計ソフトが良い働きをしてくれています。
複式簿記や必要書類は専門知識がなくても自動で作成してくれるのが助かりました。
出来上がったe-Tax用データを送信するだけで済むのでe-Tax自体にかかった時間は5分ほどです。
「freee」は去年から導入してみましたが、確定申告はかなり親切で分かりやすかった。
一年が終わった時点でほぼ書類が出来上がっているので、収支のヌケモレ確認だけ徹底しておけばすぐに終わります。
今年からは経費とプライベートで使うカードを分けたので、ますます楽になりそうです。
日々の記帳は弥生の方が気楽にできます。僕は開業したては弥生の初年度無料に助けられました。
初心者は弥生で慣れて、より効率化を目指すならfreee、とかが良い気がします。
節税で収益を最大化
青色申告・ふるさと納税・iDeCoで年間20万円近くの節税になりました。
青色申告・iDeCoは手続きや準備が必要ですが、一度仕組みができれば自動的に節税になるので今後は楽になりそうです。
ふるさと納税は誰でもすぐ気軽に始められるので節税初心者にはおすすめです。
前払いに近い制度なので、いかに返礼品の内容に納得できるか?がポイントのように思います。
https://comaroku.com/furusato-tax-info/
確定申告は「手間をかけない」「節税につなげる」を仕組み化できると楽勝です。
来年はさらに最適化して自分の収益を最大化していきたいと思います。